徒然草

還暦過ぎのおっさんの独り言

徒然草 ~ 老いる ~

親を介護してみて思うこと

今まで母としてこなして来た事が、ひとつずつ

出来なくなってくる

それが、母にとっては屈辱でもあり情けなくもある

料理をはじめ、歩く事も、持ち上げる事も出来なくなって、本当に何も出来なくなってきた

記憶も途切れ、理解力も著しく衰えて、目は見えなくなり、耳も片方聞こえなくなり…

何度も同じ事を言い聞かせる。

それでも同じ事を繰り返してしまう

介護する側からすれば、本当に腹が立つ

でも…母からすれば「何か役に立たなきゃ」と

思うのだろうが、実際は手間が増えるし、危険だからやめて欲しい。

そんな現状を本人も理解していて「死にたい」と希死念慮が日増しに強くなっている

 

よく「一日でも長生きして!」と子供が言うと、いかにも親孝行のようだけれど…

日々、記憶が曖昧になり、思い通りに動かない身体

様々な意欲も薄れて行く自分を想像してご覧?

ましてやベッドから離れられなくなったら尚更だ

 

長生きして!は子のエゴだ

動き回れて、色々な物が食べられて綺麗な景色が

観られるなら「もっと楽しんでやれ!」と本人も

思うだろう

でも、子供の負担になっている、何もしてあげられないお荷物…そう感じたら、死にたい…と思うのも

仕方ないのじゃないかな?

 

「親に死ね!と思うなんて信じられないっ!」と

ヒステリックに喚く方が居たけれど…

何度も言うが、相手の立場で考えてあげなよ!

アナタの気持ちじゃないんだよ!!

 

なんか不愉快